本文へジャンプ

可燃ごみの流れ

搬入された可燃ごみは計量後、プラットホームからごみピットに投入されます。
ピット内のごみは自動的にクレーンで撹拌・混合された後、ごみホッパに投入され、定量供給装置により流動床式焼却炉へ送られます。

空気の流れ

燃焼用空気は、一次押込ファン及び二次押込ファンによりごみピットから吸引され、流動床式焼却炉の流動化空気と燃焼用空気として供給されます。

排ガスの流れ

焼却炉で発生する高温の燃焼排ガスは、廃熱ボイラ及びエコノマイザで熱回収された後、減温塔で規定の温度まで冷却されます。
灰ガス中の有害物質は、2段のろ過式集じん器と触媒反応塔で除去され、クリーンなガスとして煙突から排出されます。

蒸気の流れ

廃熱ボイラで回収された蒸気は、蒸気タービン発電機で発電に利用されるほか、施設内給湯・冷暖房、場外給湯にも利用されます。
発電した電気は、施設内及び近接する市の施設で利用するとともに余剰電力は売電されます。

灰処理の流れ

炉底部の不燃物抜出装置から取り出された炉下灰は砂分級装置で砂を回収した後、磁選機で鉄分を除去します。
廃熱ボイラや減温塔、ろ過式集じん器(1)で集められた飛灰やばいじんは炉下灰とともにアーク式灰溶融炉で、約1300℃の高温で溶融処理されます。
これにより焼却灰中に含まれるダイオキシン類は、分解除去され、焼却灰も溶融スラグとなります。また、溶融炉から発生する溶融飛灰とろ過式集じん器(2)で補集された脱塩残渣は、薬品で処理され、安全な固化物として排出されます。

不燃・粗大ごみ処理の流れ

収集された不燃・粗大ごみは、それぞれ粗大ごみピット、ストックヤードに搬入され一次貯留されます。
不燃・粗大ごみは、ストックヤードやダンピングボックスで処理不適物を取り除いた後、受入ホッパに投入され、不燃ごみ用一次破砕機、粗大ごみ用二次破砕機で破砕処理後、磁選機、不燃物可燃物分離装置、アルミ選別機などの機械選別装置により鉄・アルミ・不燃物・可燃物に分けられます。
また、可燃性粗大ごみは、可燃性粗大ごみ用一次破砕機で破砕処理後ごみピットに送られます。

施設各部

  • 画像 プラットホーム
    <プラットホーム>
    ごみは自動開閉式のごみ投入扉からごみピットへ投入されます。

  • 画像 ごみピット・クレーン
    <ごみピット・クレーン>
    搬入されたごみは、ごみピットに貯留され、ごみクレーンで撹拌された後、ごみホッパへ投入されます。

  • 画像 中央制御室
    <中央制御室>
    最新のコンピュータを駆使し、施設内の全ての機器運転を集中管理します。

  • 画像 蒸気タービン発電機
    <蒸気タービン発電機>
    蒸気を利用して発電を行います。
    発電機の定格出力は7000kWです。
    発電した電気は施設内外で利用されます。

  • 画像 粗大ごみ用二次破砕機
    <粗大ごみ用二次破砕機>
    一次破砕されたごみや不燃性粗大ごみは選別しやすいようにさらに小さく破砕されます。

  • 画像 アルミ・鉄圧縮機
    <アルミ・鉄圧縮機>
    ごみの中から選別されたアルミや鉄はブロック状に固めて排出されます。排出された成形品は再利用されます。

  • 画像 灰溶融炉
    <灰溶融炉>
    主電極からアーク電流を流し、約1300℃の高温で灰を溶融します。
    一日に33t処理する能力があります。

  • 画像 溶融飛灰混練機
    <溶融飛灰混練機>
    溶融炉から発生した灰及びろ過式集じん器(2)で補修した灰は薬品で安全に処理され、固化物として排出されます。

Adobe Acrobat Readerのダウンロードについては下記のサイトからAdobe Readerの最新版を無償でダウンロードすることが可能です。

Adobe Readerのダウンロード